東急電鉄9000系   
1986年に登場した、東急初のVVVF車です。
VVVF制御は1982年に熊本市電8200形が初めて採用し、その後新京成電鉄8800形にも導入されましたが、大手私鉄としては初の採用となります。
車体は従来の8000系から一新し、8090系と同じく軽量ステンレス車体となり、前面が左右非対称のデザインになりました。地下鉄への直通運転を想定して、前面には非常口を装備しています。
車内で目を引くところは車端部の一部にあるクロスシートくらいで、あとは一般的な通勤車両といった感じです。現在ではほとんどの車両が車内更新され、新車に劣らない設備を有しています。また、東急初の自動放送装置を設置し、その後の標準設備になりました。

2005年頃から東横線の先頭車両にスカートが取り付けられました。
 
 
運転台。従来の車両よりも広々している。 車内。車内更新時にLED案内表示機を設置。
9006F、9013Fは「TOQ-BOX」として活躍。シャボン玉のラッピングが特徴。JRでいうところの「ADトレイン」だ。