京浜急行1000形  
1959年に登場した都営一号線乗り入れ用の車両。車体寸法やドア配置などは、都営一号線乗り入れ規格に準拠している。
間に700形の製造をはさみ、1978年まで356両が製造され、普通から快特までマルチにこなす車両として活躍しました。
後継車である1500形が登場した1980年代後半から廃車が始まり、既に冷房改造車(白幕車)はすべて廃車になったほか、1971年から製造された冷房新造車(黒幕車)にも廃車が発生しており、活躍の場が年々狭まっています。
現在、8両編成は朝・夜の直通快特・特急を中心に使用され、1000形の高速運転を堪能できます。6連、4連は普通電車で使用されます。2連は単独での運用はなく、2編成を連結して運用したり、4連に連結して6連となったりします。

1000形は性能の高さから廃車になった車両の足回りが事業用車に転用されています。また、1980年代後半に高松琴平電鉄に一部が譲渡され、1080型として使用されています。
 
 
製造期間 1959年〜1978年 制御装置 抵抗制御
編成数
(2006年12月現在)
8連:3編成
6連:10編成
4連:7編成
2連:2編成
モータ出力 75kW
90kW
他社線乗り入れ区間 都営浅草線・京成押上線

 
白幕車はジャンパ栓の跡が残る 白幕車は2005年を持って引退
独特のモーター音を出したOK-18台車装備車両。一足早く2002年に引退。
1219F。2005年に引退した最後の3編成のうちのひとつ
黒幕車。順次廃車になる 8M車の快特
8M車の運用は年々減少している。 1000形の運転台。