JR東日本701系   
1992年に登場した、新たな交流型一般電車です。
車体は209系と同じ軽量ステンレス車体でドア数は3つで、前面に貫通扉があります。
座席配置は基本的にロングシート配置となっています。また、防寒設備が十分あるとは言えず、冬場の保温性が従来者に比べて低下しています。
また、運用の効率性を高めるため、従来の客車列車などから編成量数の短縮が行われたため、朝の混雑の原因となっています。以上のことから利用者の評判はあまり良くありません。しかし、ローカル線区でのスピードアップや、同時期に製造されたJR各社の車両にはトイレがないのに対し、701系にはトイレ設備があるなど、一定の評価もあります。

性能面では、VVVF制御の素子にパワートランジスタ素子を使用しています。国内での採用例はあまりなく、701系以外の採用例には、207系などが挙げられます。

サービス低下との批判の多い車両ですが、さまざまな線区に導入され、東北の顔として活躍しています。
 
 
製造期間 1993年〜1999年 制御装置 GTO-VVVF制御
製造数 1036両 モータ出力 125kW
使用路線 京浜東北線、南武線、八高線、中央・総武緩行線、常磐緩行線