JR西日本207系   
もともとは東西線用に開発された形式ですが、103系の置き換えなどのため大量に製造されました。また、10年以上に亘り製造されたため、初期の車両と最近製造された車両とでは制御装置や各種機器が大きく異なります。
0番台はパワートランジスタ素子と呼ばれるものを採用し、騒音低減を図っています。この素子はほかの鉄道車両では採用されなかった珍しいものです。1000番台は標準的な三菱製GTO-VVVF制御ですが、0番台に比べモーター出力の強化が行われています。2000番台はIGBT-VVVF制御です。
寒冷地での運用を考慮した半自動ドアや、耐雪ブレーキ、地下鉄対応設備を備え、アーバンネットワーク内全路線での使用が可能です。

 
登場年 1991年〜2003年 制御機器 PTR-VVVF制御
GTO-VVVF制御
IGBT-VVVF制御
車両数 477両 モーター出力 155kW(PTR-VVVF)
200,220kW(GTO-VVVF)
220kW(IGBT-VVVF)