JR東日本・東海113系  
1963年に登場した111系の改良型。
車体や車内設備は111系を踏襲していますが、モーター出力を増強しています。そのため、先頭車は今まで通り111系です。
東海道線や横須賀線に投入され、80系や153系、70系を置き換えました。その後、福知山線など、多くの路線に投入されています。
直流電化の路線ならどこでも見られるほど大量に製造された車両ですが、国鉄末期から新型車両に置き換えられ始め、1999年に横須賀線、総武快速線から撤退、2006年には東海道線東京口から引退しました。
JR東海の静岡地区でもまもなく313系などに置き換えられる見通しです。
しかし、JR東日本の千葉支社ではまだ大半の列車を113系が担当し、JR西日本では更新工事が行われ、設備が新車同様の車両が登場するなど、一部地域ではまだまだ活躍します。
 
製造期間 1962年〜1982年 制御装置 抵抗制御
製造数 約2900両 モータ出力 120kW
現在の使用路線 房総各線、東海道線、福知山線、湖西線など
 
JR東海の車両。313系などによって置き換えられる見通し。
T編成は2004年まで東京に乗り入れた。
2006年3月に惜しまれつつも引退した東海道線東京口の車両。15両の長大編成は圧巻。