鉄道写真館

東急 9000系
1986年に登場した、東急初のVVVF量産車です。東横線に8両14編成、大井町線に5両1編成が投入されました。
車体は軽量ステンレス車体で、設計段階では地下鉄南北線への乗り入れを想定していたため前面非常扉を備えていますが、左右非対称とし運転台スペースの拡大を図っています。このデザインは1000系にも採用されました。
車内設備では座席の中間に仕切りを設け定員着席を促すようにしています。車端部には4人がけのボックスシートが設置されています。
また、東急初の自動放送装置を装備しており、当初は放送前にチャイムが鳴りましたが、2003年にソフト改修が行われ、チャイムが鳴らなくなった代わりに英語放送が追加されています。
登場より東横線・大井町線で使用され、2004年2月からはみなとみらい線への直通を開始しましたが、東横線については地下鉄副都心線直通に対応できないため、全車5050系に置き換えられ、2013年3月をもって撤退しました。余剰となった車両は5両に減車され、大井町線に転属し8090系を置き換えました。
大井町線転属後、LEDヘッドライトや、フルカラーLED行先表示器への換装が行われています。
製造期間 1986年〜1990年
製造数 117両
制御装置・
モーター出力
VVVF制御
170kW
運用区間 大井町線
その他画像 

みなとみらい線開業前の9003F。当時、各停の場合は種別表示をしていませんでした。

9004F

9006F

東横線時代の9006F。「TOQ BOX」という広告貸切車で、楽器や音符のステッカーが貼られていました。

9002F

東横線時代の9013F。この編成も「TOQ BOX」編成で、シャボン玉の装飾がされていました。

東横線時代の9014F。みなとみらい線開業時に種別幕が交換されています。

東横線時代の9015F。