鉄道写真館

東急 8000系
1969年に営業運転を開始した車両で、東急初の20m通勤車です。
世界初の界磁チョッパ制御の採用、日本初のワンハンドルマスコンを採用し、他社の車両設計にも多大なる影響を与えた車両です。
登場当初はステンレス地のまま、何も装飾がありませんでしたが、後に先頭部のみ赤いラインが入り、1990年代に車体更新された車両は側面に帯が入り、貫通扉付近を黒く、周りを赤く縁取った「歌舞伎塗装」に進化しています。
東横線、大井町線、田園都市線で使用されていましたが、5000系、5050系などによって置き換えられ、2008年に営業運転を終了しました。

その他の画像

大井町線で使用されていた8001F。トップナンバー編成にして、最後まで運行されていました。

2004年にはみなとみらい線への直通運転を開始しました。
種別表示を想定していない前面幕でしたが、「元町・中華街」の表示がかなり窮屈です。

未更新車でも行先表示がLED化されていました。

更新車にも行先がLED化されていない編成もありました。

東横線からの引退直前には、8039Fが赤帯を剥がして登場当初の形態に復元されていました。