東急 1000系 | |||||||||
日比谷線直通用の7000系を置き換えるために、1988年に登場しました。車体デザインは9000系に酷似していますが、18m3扉車体で、VVVF装置の仕様も異なります。日比谷線直通用に8両8編成製造され、池上線用に3両9編成、目蒲線・東横線の共通車両として4両4編成の合計113両製造されました。 このうち、目蒲線・東横線の共通編成は8両運転時に貫通扉を使用する必要があることから前面非常口が車体中央に設置されており、顔つきが異なります。 2000年に目蒲線が目黒線と多摩川線に分離してからは3両編成が多摩川線でも運用を開始し、4両編成の車両は1両減車の上、池上線・多摩川線共通の車両となりました。 日比谷線直通用の車両は2013年、東横線と日比谷線の直通運転が終了することに伴い、運用を離脱し、総合車両製作所で機器更新と3両編成化を行い、池上線・多摩川線に転属しました。ラインカラーが7000系に準じた緑色に変更され、車番が1500番台に改番されているため判別は容易です。既存の1000系3両編成についても改造を行い1500番台化されています。 2008年の7000系導入、2013年の日比谷線直通運用廃止に伴い廃車が発生し、上田電鉄、伊賀鉄道、一畑電車、福島交通に譲渡されています。 |
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その他の画像 | |
東横線の日比谷線直通運用で使用されていた頃の1008F。 |
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1000系のまま使用されている車両も、前照灯や行先表示のLED化が行われています。 |
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池上線・多摩川線用の3両編成。ワンマン運転に対応しています。 7000系登場により一部編成が廃車となったのものの、2014年には元東横線用の車両が転入してくるという珍妙な現象が起きています。 |
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中央に貫通扉を有する1312号車。貫通扉が奥になっていることも相まって異質な印象を受けます。 |