鉄道写真館

西武 001系「Laview」
10000系「ニューレッドアロー」の代替用として登場した形式です。「Laview(ラビュー)」の愛称をもちます。
10000系は7両編成でしたが、001系はバリアフリー設備等により1両あたりの座席数が減少してしまうため、8両編成で製造されています。座席数が異なるため運用は区別されています。
西武鉄道によると「いままでに見たことのない新しい車両」を実現させるために、建築家の妹島和世さん監修の下で車両開発が実施されました。
先頭部は球面をイメージし、地下鉄直通を考慮して非常口が設置されています。側面は鉄道車両の常識を打ち壊す、天地方向に非常に大きい窓が並んでいます。車体はアルミ車体ですが、シルバー色で塗装されています。
車内はリビングのような空間がコンセプトで、非常に独特な黄色いシートが並び、大きな窓には大きな横引きカーテンが設置されています。
サービス面では全席に100Vの電源コンセント、公衆Wi-Fiが設置され、トイレは温水洗浄便座を完備しています。
2019年3月16日のダイヤ改正から、池袋線の「ちちぶ」「むさし」での運用を開始しました。2019年度までに7編成製造する予定で、池袋線の10000系を置き換えます。
製造年 2018年〜
製造数
制御装置・
モーター出力
VVVF制御(SiC)
170Kw
運転路線 池袋線「ちちぶ」「むさし」
車内の画像
※個性的な車両ですので画像サイズをいつもよりも大きめにしています※

車内は黄色が基調で、高さが2m近くある大きな窓も相まって非常に明るい空間です。シートは全面的にモケットが張られています。
窓が大きいため荷棚は設置されていません。

シートは非常に個性的な形状ですが、リクライニングには対応しています。肘掛けごとリクライニングする構造で、薄いシートですが1時間半程度の乗車では快適に過ごせます。
テーブルは背面だけでなくアームレストに内蔵された小さいテーブルもあり、用途に応じて活用できます。
ご覧のとおり窓割りとシートの配置は一致していないため、外の見えづらい座席もあります。

客室内の案内装置は大型のLCD画面が2面設置され、前面展望の映像が流れることもあります。
映像はIP伝送されており、伝送速度が早くないのかカクカクした映像が流れます。