鉄道写真館

JR四国 キハ185系
国鉄最末期の1986年に製造された特急型気動車です。
四国内で運行されている急行列車の特急化や、キハ54形、121系と同じく、JR四国への民営化に向けて製造された車両です。
前面デザインは同時期に製造されたキハ183系500番台に酷似していますが、車体はステンレス車体、ドアは折戸、一部機器は廃車発生品を使用する等、コストダウンを図っています。
JR四国発足後は、高速性能に優れる2000系の登場により、予讃線や土讃線の特急からは撤退し、徳島線の「剣山」、牟岐線の「むろと」などで使用されています。一部車両はJR九州への売却や、トロッコ列車の牽引車、普通列車用に改造されています。
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国鉄時代は帯の色が緑でした。一部車両が国鉄時代の塗装に復元されています。

剣山色の車両ですが、剣山ではなくトロッコ列車に充当されています。
徳島線の「剣山」には「ゆうゆうアンパンマンカー」が連結されています。キロハ186形という形式のとおり、普通車とグリーン車の合造車でしたが、普通車の座席を撤去しプレイルームとし、グリーン車部分の座席にはアンパンマンのキャラクターがプリントされています。
本車両を連結した「剣山」では、ヘッドマークもアンパンマン入りの特別仕様となります。 
2017年9月から2019年11月にかけて運行されていた「志国高知 幕末維新号」の車両です。
トロッコ列車を連結した編成で、高知−窪川間で運行されていました。現在はラッピングが剥がされ、通常の特急列車として運用されています。