JR北海道 キハ261系 | |||||||
宗谷本線の急行“宗谷”の特急格上げのために登場した形式です。 キハ281、283系に搭載されている振り子装置は採用せず、キハ201系に搭載された空気ばねを使用した車体傾斜装置を採用しています。その他、走行機器類はキハ201系に搭載されたものをベースとしています。 4両編成のうち、稚内方先頭車は半室グリーン車となっています。 2007年には「スーパーとかち」用の1000番代が登場。1000番代は車体と台車のみを車両メーカーで製造し、内装や機器の艤装工事はJR北海道苗穂工場で行われています。 キハ285系の開発が中止になった影響で、2019年に至るまで増備が続けられていますが、2014年に車体傾斜装置が使用中止になったため、2014年以降に製造された車両では車体傾斜装置の設置は取りやめられ、既存の車両でも装置を撤去しています。 |
|
キハ261系 基本番台 | |
---|---|
1998年、稚内発着の「スーパー宗谷」の特急格上げ用に製造された車両です。 前照灯はハロゲンおよびHID灯具が使用されていましたが、現在はLED灯具に改造されています。 |
|
キハ261系 1000番台 | |
![]() |
2007年に登場した1000番台では、外観が789系1000番台の色違いのようなデザインに変更されました。 機器類の構成が大幅に変更されているため、基本番台との互換性はありません。 先頭貫通路は非常口とし、増結車両は編成の中間に組み入れられることとなりました。最大10両での運転が可能です。 登場当初はキハ281系から引き継がれる、先頭部青色のデザインでしたが、2015年以降、白色を基調に、全面非常口周りを黄色、側面にラベンダー色の帯を巻くデザインに変更されています。 製造時期により、ヘッドサインが字幕式の車両と、フルカラーLEDの車両が存在します。 |
![]() |
|