鉄道写真館

JR北海道 キハ201系
1997年に登場した、JR北海道の一般気動車としては最新の車両です。
同時期に製造された731系電車と車体・内装を共通化しています。
450psの高性能エンジンを1両あたり2基搭載しているため、電車と遜色ない加速が可能で、731系などとの協調運転を可能としています。
車内は731系と同じくロングシート配置で、ドア周辺にはエアーカーテンが取りつけられています。自動放送設備も完備しています。
製造コストが非常に高いため、4編成の製造で終了してしまいました。函館本線の小樽以西での運用は1日2往復にとどまり、学園都市線での運用も、2012年の電化を契機に撤退したため、日中は電化区間で使用されています。2019年には重要部の機器を交換する工事が行われています。
製造期間 1997年
製造数 12両
発動機 N-DMF13HZE形
出力450ps 最大トルク60kg・m×2基
使用路線 函館本線(蘭越〜江別)
函館本線 札幌−倶知安間で1往復運転されている、快速「ニセコライナー」です。
札幌−小樽間は2編成連結した6両編成で運行され、小樽で切り離しを行います。
倶知安到着後、翌朝蘭越まで回送され、蘭越発の札幌行き普通列車として運行されています。
小樽以西はワンマン運転を実施する線区ですが、キハ201系にはワンマン設備がないため、車掌乗務で運行されています。
2012年に学園都市線が電化されるまでは、学園都市線での運用が日中を中心に設定されていました。
電化以降もダイヤ上特に問題なく運行可能ではありますが、ダイヤ混乱時を除き入線していません。