鉄道写真館

JR北海道 735系
アルミ車体の試験車として、2010年に3両編成2本が製造されました。
車体デザインは731系に酷似していますが、バリアフリー化のため底床化を図り、JR北海道の一般形車両で初めてステップが廃止されています。また、行先表示はLED化されていますが大型のものを採用し、幕式と変わらない視認性を確保しています。
車内は731系と同じロングシート・デッキレスの構成ですが、一部配置が異なっています。
後に登場した733系と見分けがつきにくいですが、735系には側面の帯がないため、ラインカラーの有無で識別可能です。
2010年の登場後、約2年間に亘り試運転が続けられていましたが、学園都市線が電化される2012年6月に営業運転を開始し、以後札幌圏の電化路線で幅広く使用されています。
なお、アルミ車体への全面的な移行は見送られ、今後の増備はステンレス車体の733系に移行したため、735系は2編成のみの製造にとどまっています。
その他の画像
側面はアルミ車体らしい、平滑な形状となっています。
社外スピーカーと半自動ドアを完備し、半自動ドアのボタンはE233系などと同じ大型のスイッチが使用されています。
 
製造期間 2010年
制御装置・
モーター出力
VVVF制御
230kW
使用路線 函館本線(滝川〜小樽)、
千歳線(札幌〜苫小牧)
学園都市線(札幌〜北海道医療大学)