JR東日本 209系 | |||||||||
1993年に登場した、JR東日本が初めて開発した車両です。 『価格半分・車重半分・寿命半分』を目標に掲げ、コストダウンのためさまざまな試みが行われています。 車体は軽量ステンレス車体で、窓を大型固定窓にすることで大幅な軽量化を実現しています。足回りにはVVVF制御を採用し、編成中の電動車比率を下げています。 京浜東北線を中心に、南武線や中央・総武緩行線、八高線などで使用されてきましたが、京浜東北線の車両については機器類の老朽化が進んでいることからE233系に順次置き換えられ、2010年1月をもって京浜東北線での運用が消滅しました。 京浜東北線で使用された車両は、制御機器などの更新を行い、房総地区や南武線へ転属されたほか、事業用車などへも改造されています。 |
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209系 運用線区とラインカラー | ||||
色 | 路線 | 区間 | 区分番台 | 備考 |
京浜東北・根岸線 | 大宮−大船 | 0・500・900・910・920 | 1992〜2010 | |
南武線 | 川崎-立川 | 0・2200 | 2017年運用終了 | |
八高線・川越線 | 八王子-川越 | 3000・3100・3500 | ||
中央・総武緩行線 | 三鷹-千葉 | 500 | 2019年運用終了 一部3500番台に改造 |
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常磐緩行線 | 松戸-代々木上原 | 1000 | 中央快速線へ転属 | |
中央快速線 | 東京−高尾 | 1000 | 2019.3〜 | |
京葉線 外房線 内房線 |
東京-南船橋・蘇我 蘇我-上総一ノ宮 蘇我-上総湊 |
500 | 1編成のみ | |
武蔵野線 | 府中本町-東京・海浜幕張 | 500 | ||
内房線 外房線 東金線 総武本線 成田線 鹿島線 |
千葉-木更津-安房鴨川 千葉-上総一ノ宮-安房鴨川 千葉-大網-成東 千葉-佐倉-銚子 千葉-香取-鹿島神宮 |
2000・2100 | ||
現在の運用線区 | |
平成最後の衝撃・・・2019年3月、常磐緩行線で使用されていた1000番台が中央快速線に転属しました。 中央快速線E233系へのグリーン車連結に伴う予備車確保が目的と考えられ、最低限の改造が施されています。 専用の運用が組まれていますが、ラッシュ時のみの運用と言うわけでもなく、日中もその姿を見ることができます。 |
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2008年、京葉線に登場した209系500番台です。 201系置換えのために京浜東北線より4編成が転用されています。 なお、京葉線ではE233系の導入に伴い、1編成を残し武蔵野線用に転用されています。 |
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武蔵野線では京葉線で余剰となった3編成が8両化され使用されています。 さらに、2018年以降は4編成体制となっています。 |
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過去の運用線区 | |
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209系が最初に運用を開始した京浜東北線では、2010年1月に運用を終了しました。 |
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幅広車体の500番台は、当初総武緩行線用として製造されましたが、一部編成がD-ATC対応工事の予備車として京浜東北線へ転属され、さらに京葉線・武蔵野線へ転属されています。 |
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中央・総武緩行線向けの500番台です。E217系の車体構造を流用しており、幅広車体で先頭部のデザインが異なります。 10両編成17編成が導入され、一部編成が京浜東北線へ転用されたのち、4編成が京葉線に転用されています。 E231系500番台の中央・総武緩行線転入に伴い、2019年をもって営業運転を終了しました。 |
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常磐緩行線用の1000番台です。 500番台より後に製造されたグループですが、地下鉄千代田線直通規格に合わせ、狭幅車体と前面非常口を採用しています。 2018年10月に運用を離脱し、中央快速線への転属改造が行われました。 |
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八高線・川越線電化の際に製造された3000番台です。単線で停車時間が長くなるため、半自動ドアを装備し、通年使用されています。 2019年以降、500番台の改造車である3500番台や、E231系0番台の改造車であるE231系3000番台への置換えが行われ運用を離脱しています。 なお、りんかい線で余剰となった70-000系の先頭車に、新造した中間電動車を組み合わせた3100番台が2編成在籍しています。 |