過去の車両・保存車両

京急700形

1967年〜1971年に製造された4扉通勤車両で、84両製造されました。
普通電車の乗降時間短縮を図るため片側4扉ロングシートとし、足回りは150kwのモーターを採用し、2M2Tの編成としましたが、
京急の車両としては低速域の加速が悪いため、主に朝ラッシュの通勤快特や特急で使用されました。
側窓は小さく、開く窓が限られていることから非冷房時代はかなり暑かったようです。1980年〜1988年の間に順次冷房改造されました。
1998年より廃車が発生し、2003年には本線の定期運用が消滅しました。2005年にさよなら運転が行われ、形式消滅しました。
形式消滅は、1986年の500形以来19年ぶりです。
保存はされていないようですが、琴電に22両譲渡され、1200形として活躍しています。



京急600形(旧)
1956年〜1958年に製造された2扉セミクロスシートの車両で、登場時は700形・730形と呼ばれていました。京急初のカルダン駆動による高性能電車です。
登場当初は週末特急やハイキング特急、海水浴特急をはじめとする優等列車で使用されました。快速特急の登場後は、快速特急用車両として、朝は通勤快特にも使用されました。
1984年より廃車が発生し、1986年に形式消滅しました。
現在、逗子市の公園に601号が静態保存されています。20年以上雨ざらしで状態がよくありませんが、車内に入ることもできました。(2004年時点。現在不明です)
600形写真館