鉄道写真館

東武 9000系
・概要
1981年に登場した地下鉄有楽町線直通用車両です。8000系以来18年ぶりの新形式とあって、軽量ステンレス車体、電機子チョッパ制御、回生ブレーキ・電気指令式ブレーキの採用等、東武初採用となった装備が多数採用されています。
10両固定編成で貫通扉を使用することがないことから、前面非常口は左側にオフセットし配置され、運転台スペースの拡大が図られています。
1981年に試作車が、1987年・1991年に量産車が製造され、1994年にはVVVF制御の9050番台が製造されました。10編成100両の小所帯ながら、編成ごとのバリエーションが豊富な車両です。
2006年より、地下鉄副都心線直通対応工事が施工され、合わせて内外装のリニューアルが行われています。


・運用
本形式は東上線のみに配置され、9101Fを除く編成は地下鉄有楽町線・副都心線への乗り入れ運用と、東上線内の運用に入ります。
9101Fについてはドア位置が異なり、ATOとホームドアに対応できないため東上線内のみの運用に入ります。

製造年 1981年〜1991年
製造数 100両 
制御装置・
モーター出力
チョッパ制御
150kw
運用区間 東上線(池袋-小川町)
地下鉄副都心線・有楽町線
東急東横線
みなとみらい線
その他の画像
1991年に製造された9108Fは10030系に梨地仕上げの車体となっています。
東急東横線への乗り入れも行われ、同線を営業運転する唯一の電機子チョッパ制御車となっています。
 1981年に製造された試作車の9101F。
地下鉄乗り入れ用として製造されましたが、現在は地上運用のみで使用されています。

 

9000系 編成表
9101 9201 9301 9401 9501 9601 9701 9801 9901 9001
9102 9202 9302 9402 9502 9602 9702 9802 9902 9002
9103 9203 9303 9403 9503 9603 9703 9803 9903 9003
9104 9204 9304 9404 9504 9604 9704 9804 9904 9004
9105 9205 9305 9405 9505 9605 9705 9805 9905 9005
9106 9206 9306 9406 9506 9606 9706 9806 9906 9006
9107 9207 9307 9407 9507 9607 9707 9807 9907 9007
9108 9208 9308 9408 9508 9608 9708 9808 9908 9008
9050系 編成表
9151 9251 9351 9451 9551 9651 9751 9851 9951 9051
9152 9252 9352 9452 9552 9652 9752 9852 9952 9052
編成表は2014年2月時点の情報です。
編成組み換え・新造・廃車等により、現状と異なる場合がありますのでご注意ください。