鉄道写真館

東京メトロ 03系
1988年に、日比谷線開業当時から使用されていた3000系を置き換えるために登場しました。
第25編成までは銀座線01系と同じチョッパ制御を採用し、第26編成からはVVVF制御を採用しています。
1990年から92年にかけて、ラッシュ時の乗降時間短縮のため5ドア車が導入されました。この動きが東武鉄道へも波及し、東武鉄道でも5ドア車が製造されました。なお、1993年度からは再び3ドア車が導入され、1994年までに全42編成製造されました。
初期製造の車両については2012年〜2015年にかけてチョッパ制御からVVVF制御への改造が行われています。
2013年3月を持って東急東横線への乗り入れを終了しましたが、定期検査を鷺沼工場で行うため、東急東横線、目黒線、大井町線、田園都市線を走行していました。
日比谷線の20m車両化とホームドア設置のため、2017年より13000系によって代替が開始され、2020年2月をもって全車両の運用が終了しました。廃車となった車両の一部が、熊本電鉄、北陸鉄道、長野電鉄に譲渡されています。
製造年 1988年〜1994年
製造数 336両
制御装置・
モーター出力
チョッパ制御・VVVF制御
160kw・190kw
運用区間 日比谷線、東武スカイツリーライン、日光線
その他の車両

5ドア車は第9編成〜第28編成の20編成製造され、1・2・7・8号車を5扉車としています。

第29編成からは3扉となり、新製当初からVVVF制御を採用している車両は先頭部に識別用の「V」マークが掲示されています。

2013年3月までは東急東横線への相互直通運転を実施し、菊名まで乗り入れていました。なお、鷺沼工場への回送のため、引き続き東急線を走行することがあり、後継車の13000系も東急用の保安装置を装備しています。