鉄道写真館

JR北海道 789系
2002年に登場した電車特急では最新の形式です。
0番台は東北新幹線八戸開業と、客車列車として存続していた「快速海峡」の電車特急化に合わせて登場したもので、車体構造はキハ261系、走行装置は731系の設計を基本としています。
2007年には781系の置換用として1000番台が登場。シルバー基調のシックなデザインで札幌圏の電車特急で使用されています。
2016年、北海道新幹線新函館北斗開業により、函館で使用されていた0番台は運用を失い、785系置換用として札幌圏に転属してきました。
現在は0番台が特急「ライラック」、1000番台は特急「カムイ」「すずらん」で使用されています。
製造期間 2002年・2007年
製造数 69両
制御装置・
モーター出力
VVVF制御
230kW
主な列車 カムイ・ライラック・すずらん
789系 0番台
2002年に「快速海峡」の置換用として登場した0番台は、津軽海峡線の特急「スーパー白鳥」で使用されていましたが、新幹線の開業に伴い函館・青森地区から撤退し現在は札幌−旭川間の「ライラック」で使用されています。
グリーン車の連結や、6両編成であることから、1000番台や785系とは完全に運用が分割されています。
転用にあたってはヘッドマークのフルカラーLED化、耐寒耐雪設備の強化が図られていますが、客室内の設備はこれといって手を加えられていません。
   2002年〜2016年までは、函館〜新青森(八戸)間の「スーパー白鳥」で使用されていました。
通常6両での運行でしたが、繁忙期には2両増結して運転することもありました。
北海道新幹線の開業によって運用を失い、増結車4両を除いて全車札幌運転所に転籍しています。
789系 1000番台
2007年に781系を置き換える目的で登場した1000番台は、新千歳空港・札幌−旭川間を結ぶ「スーパーカムイ」で使用されています。
5両固定編成で、前頭部の貫通扉はないため、前面展望はできません。


登場から2016年3月までは、半数ほどのスーパーカムイが新千歳空港まで直通運転を行い、札幌−新千歳空港間は「快速エアポート」として特急料金不要で運行されていました。
しかし千歳線内の混雑と、双方の路線の遅延を持ち込んでしまう等の問題があり、現在は運転を取りやめています。