鉄道写真館

JR東日本 113系
 国鉄直流近郊形電車の決定版として、1963年から約19年に亘り大量に製造されました。
首都圏地区では東海道線・横須賀線・総武快速線と、房総地区の各路線に投入され、吊り掛け駆動の80系や、客車列車などを一掃しました。
JR東日本発足後もそのまま使用され、2階建てグリーン車の新造もありましたが、1994年に横須賀・総武快速線用のE217系が、2004年には東海道線用のE231系が投入され、それぞれの路線から撤退しています。
残る千葉支社の各路線においても、高崎線・宇都宮線で余剰となった211系の転属や、京浜東北線で余剰となった209系の投入により、2011年をもって営業運転を終了し、全車廃車となりました。

製造期間 1963年〜1982年
製造数 2900両
制御装置・
モーター出力
抵抗制御
120kW
使用路線 東海道線・横須賀線・総武線・内房線・外房線・成田線など
その他画像 
東海道線で使用されていた、湘南色カラーの車両。
1990年代にはステンレス車体の2階建てグリーン車を連結していました。
東海道線を象徴する車両として長い間使用されていましたが2006年春のダイヤ改正をもって引退し、車齢の浅い車両については横須賀色に塗り替えられた上で幕張車両センターに転属、2階建てグリーン車は211系に編入され、東海道線車両はすべて2階建てグリーン車が連結されました。
横須賀線色の車両は、横須賀線をはじめ、総武本線・内房線・外房線・成田線・東金線・鹿島線で使用されていました。
1999年に横須賀線・総武快速線から撤退したあとは、房総地区の路線で使用されていましたが、211系・209系の転属に伴い、2011年をもって引退しました。
2010年夏に両国駅始発で運転された臨時快速「白い砂」号です。
113系なのに一部車両は指定席、ロングシート部分も指定席で販売されたとか・・・。
国鉄時代、房総地区の海水浴列車として、この手の列車が多く運転されたそうです。
車内はセミクロスシート配置で、ドア間にボックス席が2区画配置されていました。
東海道線の車両は混雑対策で、一部車両がロングシートに改造されていました。
運転台は製造時期によって形状が異なりますが、この車両は横須賀線・総武快速線で使用されていたため、ATCの車内信号が設置されています。